性犯罪が増えているとの事ですが

 犯罪とは人の欲望を満たすための行為でしょう、「食欲、性欲、睡眠欲」この全てを満足させておけばこれほど温和な動物はいないのかも知れません。しかしながら、この欲望の求め方もエスカレートしていくのも、又、人なのかも知れません。結果、全てのものに共通して力を発揮する「お金」というものに犯罪行為が集中するものなのでしょう。

 性犯罪というものに限定して犯罪を行なうと言う事も、物質的豊かさの表れかも知れないと思うのはうがった見方でしょうか?まあ、何はともかくお腹が満たされていると言う事だけは間違いないようです。と言う事は「性犯罪」と言うものを防ぐには(少なくとも数を減らす)精神論で説得するしかないのでしょうね、現代では最も難しい行為でしょうが。

 しかし、性というものを精神論で理論立てする事すら困難なような気がするのです、どのように理論立てをしてみましても、所詮、男にとっては我慢の域を出ないように感じてなりません。性行為の相手を選ぶと言う決定権はあくまで女性にある様です、そして、どの世界にも落ちこぼれはいるものです、結果、我慢の世界と言う事になるのでしょう。

 性の世界は感覚である様です、そしてこの世界は女性の天下なのです。露骨に言ってしまえば、性行為から受ける女の喜びは男の喜び(満足といった方が的確かも)と比べて比較にならない程は激しいものでしょう。出産という行為を考えれば、神様は公平と言うものです、まあ自然の法則としてバランスしているが故の人類の繁栄と言えるでしょう。

 繁栄のためのバランスを試行錯誤しながら行なって来たのも又人類のようです。男の戦いを少なくするために考えられたのが一夫一婦制だったのでしょう、いや規則の上では今もそのはずです、ですが現実はかなり崩壊している様に思います。この制度は女性に大変な忍耐を強要したのです、処女と言う事を重要視した事だけでもうなずけるものです。

 男の落ちこぼれを極力少なくしたこの制度の終わりが近づきつつある様です、これからは女性が主体の新たな制度が生まれるのでしょう。どのような制度になるのか皆目見当がつきませんが、男にとって大変に過酷な世界が待ち構えているような気がします。女に選ばれたホンの一部の男には天国かも知れませんが(これとて見方を変えれば地獄かも)

 これからは女性の時代と言われてかなりの時が経っています、その間着々とその地盤は築かれて行っている様に思われます。その中で男はもがき苦しんでいる様なのです、そして男の多様化が始まっています。男同士仲良くする者、その他形態は様々です。ですが、果敢に反撃する男もいる様です、その一つが性犯罪のような気がするのです。

 男の本能の中に「レイプ」という行為を否定できる男はいないでしょう、所詮そのパーセンテージの問題でしょう。ですからその行為を抑制しているのは規則(法律)であり、罰せられると言う見返りがあると言う事でしょう。窮鼠猫を噛むではないですが、追い詰められた弱い(女に選ばれなかった)男の自爆とも取れるのです。 

 女が男を選ぶ時代により近づきつつある事だけは間違いありません、いや最早そうだと断定してもかまわないのかも知れません。女が強さを得たと言う事でしょう、危機管理能力も、又身につけなくてはならないと言う事です。


戻る